フィリピンの語学学校に通う外国人は、特別就学許可(SSP)が必要です。SSP はフィリピン入国管理局(BI)が出す許可で、ビザではありません。滞在が59日を超えると外国人登録証(ACR I-Card)も加わります。BI と学校の公式ページで、対象・手続き・費用・期限をまとめました。確認日:2026年10月29日。
ひとことで
SSP は語学学校に通う人の全員に要り、ACR I-Card は59日を超えて滞在する人に要ります。BI の SSP の手数料は合計5,240ペソですが、学校が示す金額は5,740〜12,300ペソです。準備するお金は、通う学校の現地費用の表で確かめてみましょう。
SSP が要る人と学生ビザが要る人
BI のよくある質問では、学生ビザは18歳以上で高校より上の課程を取る外国人に出ます。SSP は18歳未満の外国人や学位を伴わない課程を取る外国人に出ます。語学学校の英語コースは、ふつう SSP の対象です。
学校の側にも条件があります。BI によると、外国人の学生を受け入れて入学させられるのは BI の認定を受けた一部の学校だけです。
| 目的 | 要る許可 |
|---|---|
| 語学学校で英語を学ぶ(学位なし) | SSP |
| 18歳未満で学ぶ | SSP |
| 18歳以上で大学など高校より上の課程に進む | 学生ビザ(9F) |
SSP は観光の滞在のもとで出る許可
BI によると SSP はビザではなく許可で、短期滞在者ビザ(Temporary Visitor’s Visa)のもとで出ます。滞在の日数は SSP とは別に、観光の滞在の決まりで数えます。
外務省によると、日本国籍の人は観光などで30日以内の滞在なら事前のビザは要りません。30日を超えるときは期限が切れる前に BI で29日延ばせて、合計59日まで滞在できます。日数の区切りは ビザ・入国のページ でも確かめられます。
SSP の手続きの順番
BI の SSP のページでは、申請先は BI の本部(Main Office)です。書類は中央受付課(CRU)か、この手続きを扱える入管事務所の窓口に出して事前の審査を受けます。手続きの順番は次のとおりです。
学校が代わりに進める場合もあり、Well は公式ページで「移民局への申請は当校が代行します」と書いています。自分で窓口に行くかどうかは、申し込む前に学校に聞いてみましょう。
- 申請書を手に入れて書類をそろえる
- 窓口に書類を出して事前の審査を受ける
- 支払いの指示書(OPS)を受け取る
- 手数料を払って公式の領収書の写しを出す
- 外国人登録課の窓口で顔写真と指紋を取り ACR I-Card の書類を出す
- 承認されたら SSP と ACR I-Card を受け取る
SSP の費用:BI の手数料と学校が示す金額
BI の SSP のページには、手数料の合計が5,240ペソと載っています。急ぎの手数料は証明・受付・カードの処理の3種類です。この表は「2014年3月6日時点の更新で予告なく変わることがある」と注記されています。
学校が示す金額はこれより高く、手続きの代行料などが含まれることがあります。SSP だけの学校もあれば、SSP と E-Card を組みにしている学校もあります。準備するお金は、通う学校の表の金額で考えるのが確実です。
- SSP だけ:5,740ペソ(Well)・7,000ペソ(Grandline)・7,800ペソ(Target)
- SSP と E-Card の組み:12,300ペソ(Target・Curious World・HELP Clark)
| BI の手数料の項目 | 金額 |
|---|---|
| 申請料 | 2,000ペソ |
| 実施手数料 | 1,000ペソ |
| サービス料 | 200ペソ |
| 証明書料 | 500ペソ |
| 法律調査料 | 40ペソ |
| 急ぎの手数料(3種類) | 各500ペソ |
| 合計 | 5,240ペソ |
| I-Card の追加の手数料 | 50米ドル |
SSP の有効期間と長く通うとき
学校が示す SSP の有効期間は、最大6か月(Well)・6か月(HELP)・24週間ごと(Grandline)です。それを超えて通うときは更新の費用がかかります。
BI の SSP のページによると、延長のときは前に取った顔写真と指紋の記録で ACR I-Card を作り直します。10歳以下の人は延長のたびに、11歳以上の人は5年ごとに顔写真と指紋を取り直します。
ACR I-Card は59日を超える滞在で
BI のよくある質問では、ACR I-Card は滞在が59日を超えた外国人に出るカード型の身分証です。BI の発行のページには、手数料が50米ドルと追加の500ペソと載っています。
学校が示す金額は3,700ペソ(CEGA)・4,000ペソ(HELP Clark)・4,300ペソ(Target)・5,000ペソ(Well)です。外務省は ACR I-Card を取れば入国日から最長36か月まで滞在できると案内しています。
ACR I-Card を持つ人は、毎年の年初から60日以内に BI へ年次報告を出す決まりがあります(外務省)。
帰る前に:ECC の要る人
ACR I-Card を持って6か月以上滞在したあとに出国するときは、前もって BI で出国許可証(ECC)を取ります(外務省)。HELP は ECC の費用を500ペソと示しています。
手続きで受け取った領収書は、帰国まで取っておきましょう。
次の一歩:現地費用の全体を見る
SSP と ACR I-Card はフィリピン留学の現地費用の一部です。ビザ延長・電気代・教材費まで含めた総額は フィリピン留学ガイド にまとめています。
学校ごとの条件は フィリピンの学校一覧 で見比べてみましょう。
出典
政府・公的機関
- フィリピン入国管理局(BI)特別就学許可(SSP)(2026年10月29日確認)
- フィリピン入国管理局(BI)ACR I-Card の発行(2026年10月29日確認)
- フィリピン入国管理局(BI)よくある質問(2026年10月29日確認)
- 外務省 海外安全ホームページ フィリピン 安全対策基礎データ(2026年10月29日確認)
各社の公式の案内
- HELP English Academy Tuition and Fees(2026年10月29日確認)
- Target Global English Academy 費用(2026年10月29日確認)
- Well English Academy コース・お部屋・費用(2026年10月29日確認)
- Curious World Academy ESL(2026年10月29日確認)




