月額手数料がかからない口座と、条件を満たすと免除される口座があります。見る軸は、手数料の額・免除の条件・開設の条件です。2026年10月19日時点の各行の公式ページの記載で比べます。
自分の年齢・学生かどうか・毎月の入金額が、免除の条件に合うかを先に見るのが近道です。そのうえで、開設に必要な住所と本人確認を確かめます。
月額手数料で見た口座の違い
0豪ドルの口座もあれば、条件を満たして初めて0豪ドルになる口座もあります。ここでは CommBank Smart Access・NAB Classic Banking・ANZ Access Advantage・ING Orange Everyday・Macquarie の取引口座を対象にします。ANZ Plus は手数料の額を確かめられていないため、表に入れていません。
手数料がかからない口座でも、カードなどに別の費用がつくことがあります(後の「手数料以外の費用と制限」の表)。各行の公式ページに書かれた月額の手数料は次のとおりです。
| 口座 | 月額の手数料 |
|---|---|
| CommBank Smart Access | 4豪ドル(条件を満たすと0豪ドル) |
| NAB Classic Banking | 0豪ドル |
| ANZ Access Advantage | 5豪ドル |
| ING Orange Everyday | 0豪ドル |
| Macquarie の取引口座 | 0豪ドル |
各銀行の公式ページをもとにまとめました(2026年10月19日確認)。
免除の条件を読む
CommBank と ANZ の公式ページに書かれた免除の条件は、表のとおりです。CommBank の表は CommBank Smart Access の月額手数料の条件です。ANZ の2,000豪ドルは、月の間ずっと口座に置いておく必要はないと記載されています。
どちらの条件も「または」で並んでいます。CommBank は30歳未満、ANZ はフルタイムの学生などの条件を満たせば、入金額の条件を満たさなくても免除されます。
| 口座 | 免除の条件 |
|---|---|
| CommBank Smart Access | 月に2,000豪ドル以上を入金(銀行側が行う取引は除く) |
| CommBank Smart Access | 30歳未満 |
| CommBank Smart Access | その月に CommBank Yello の Plus・Gold・Diamond の資格を満たす |
| ANZ Access Advantage | 月に2,000豪ドル以上を入金すると自動的に免除 |
| ANZ Access Advantage | フルタイムの学生などの条件 |
| ANZ Access Advantage | 対象の ANZ 口座の預金残高が合計50,000豪ドル(免除を申請できる) |
開設の条件を確かめる
ANZ の公式ページには、15歳未満の人やクレジットカードを探す人は、ANZ Plus ではなく他の ANZ 商品を検討するよう案内があります。
ING の公式ページでは、本人確認書類の例としてメディケアカード・運転免許証・パスポートが挙げられています。CommBank については、口座開設後20日以内に本人確認を終えないと口座が自動的に閉じられることがあると記載されています。各行の開設の条件は次のとおりです。
- CommBank Smart Access: 14歳以上で居住用住所が必要
- ANZ Access Advantage: 12歳以上
- ING Orange Everyday: 18歳以上で税務上の居住者
- ING: 少なくとも2種類の本人確認書類
入国前の口座開設とカードの受け取り
CommBank の留学生向けページでは、到着の14日前から口座を開けると記載されています。Moving to Australia のページには、口座を開く時点ではオーストラリアの住所は要らず、到着後に支店で身分証を示すとあります。一方、Smart Access のページは開設の条件にオーストラリアの居住用住所を挙げているため、申し込むときに両方のページを確かめてみましょう。
デビットカードの郵送
CommBank の留学生向けページでは、Debit Mastercard は届け先として伝えたオーストラリアの住所に郵送されると記載されています。一方、移住者向けのページには、オーストラリアの支店で Debit Mastercard を受け取るよう案内する記載もあります。
2つのページで受け取り方が異なるため、申し込むときに両方を読んで確かめてみましょう。
PayIDとスマホ決済
CommBank の Smart Access のページでは、PayID を使うと友人へリアルタイムで送金できると案内されています。Debit Mastercard は、Apple Pay・Google Pay・Samsung Pay に追加できます。
手数料以外の費用と制限
公式ページに書かれた主な費用と制限は、次の表のとおりです。
ATMの手数料にも違いがあります。CommBank の ATM で現金を引き出すときは手数料がかからず、独立系の ATM 事業者は引き出し手数料を取ることがあると、Smart Access のページに記載されています。
| 口座やカード | 手数料以外の費用と制限 |
|---|---|
| NAB Platinum Visa Debit | NAB Classic Banking に付けると月10豪ドル |
| CommBank Smart Access | 残高や借越限度額を超えて払えた日は15豪ドルかかることがあります |
| ANZ Plus | インターネットバンキングと当座貸越は使えません |
各銀行の公式ページをもとにまとめました(2026年10月19日確認)。
利子とTFNの扱い
利子の記載は口座ごとに分かれます。CommBank の Smart Access は利子がつかない口座です。NAB の Classic Banking と ANZ の Access Advantage も、利子は支払われません。
CommBank の公式ページによると、TFN などの提供は任意です。ただし口座に利子がつく場合は、一定額を超える利子から税を源泉徴収することが法律で求められています。
Macquarie は、取引口座や貯蓄口座で特典を受けたり利子を得たりするための入金条件はないと案内しています。Macquarie Online Banking で TFN または TFN 免除を登録でき、口座への反映には通常2〜3営業日かかります。
シドニーの銀行口座を見比べる
BLOOM ABROAD のシドニーの銀行口座のページでは、月額費用・開設ボーナス・送金の費用・日本語サポートで銀行を比べられます。生活費の全体はオーストラリアの費用のページにまとめています。
出典
各社の公式の案内
- CommBank 公式ページ Smart Access の手数料と開設条件(2026年10月19日確認)
- NAB 公式ページ Classic Banking の手数料(2026年10月19日確認)
- ANZ 公式ページ ANZ Plus の対応範囲(2026年10月19日確認)
- ANZ 公式ページ Access Advantage の手数料と免除条件(2026年10月19日確認)
- ING 公式ページ Orange Everyday の開設条件(2026年10月19日確認)
- Macquarie 公式ページ 取引口座の手数料と TFN(2026年10月19日確認)
- CommBank 留学生向け口座の公式ページ(2026年10月20日確認)
- CommBank Moving to Australia の公式ページ(2026年10月20日確認)




